トーネード RB199 エンジン 6段高圧圧縮機 コンプレッサー タービンディスク オンライン

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商品情報

トーネード戦闘機のRB199エンジンに使用されていた、6段高圧圧縮機(HPC Stage6)のディスクです。戦闘機用エンジンのブレードは多く出品されていますが、ディスクとなるとまず出回らない非常に貴重な物かと思います。コレクション整理のため出品いたします。
RB199エンジンはトーネード戦闘機用にターボユニオン(Rolls-Royce、MTU、Fiatの合弁企業)により開発された、アフターバーナー付き低バイパスターボファンエンジンです。RB199はRolls-Royce系の流れを汲み、戦闘機用エンジンとしては珍しい3軸構成のターボファンエンジンです。
3軸エンジンは、同軸上に低圧系(LP)、中圧系(IP)、高圧系(HP)のローターを持ち、それぞれがコンプレッサー(圧縮機)とタービンを持っています。6段高圧圧縮機は高圧圧縮機の最終段に位置し、最も高圧、高温になった空気を圧縮する圧縮機になります。この6段圧縮機で圧縮された空気はこの後燃焼器に送り込まれ、8000lbfの推力を生み出す原動力になります。
高圧系の最大回転数(N3)は18000rpmにおよび、その強力な遠心力に耐えるため、ディスクは非常に頑丈な作りになっています。ディスクの材質はおそらく耐熱合金と思われます。外周にはブレードをはめ込むためのダブテール形状が加工されています。
ジェットエンジンといえばブレードのイメージが強いですが、高速回転し、強大な遠心力を発生するブレードを支えるディスクは、最も高い信頼性が必要とされ、厳しい設計、製造、および検査が要求されている部品です。ディスクは、大きな遠心力を生じるブレードを支えるため、非常に強固に作る必要がありますが、それ故に重量が重く、運転中にクラックが入ってバーストするようなことが起きると、容易にエンジンケースを突き破って機体を破壊するためです。ブレードは基本的に壊れることを想定されており、仮に折れてもエンジンケースの外に飛び出さない(コンテインする)設計となっていますが、ディスクは絶対に壊れてはいけない部品として設計されます。
このように航空技術の粋を極めて作られる、まさにエンジンの心臓部とも呼べる部品、是非お手元にいかがでしょうか。
重量は約5kg、直径は約32cmです。

実際に使用されていた物なので、高温による焼けや、傷、回転バランスをとったときの修正痕等があります。
商品の性質上、ノークレーム、ノーリターンでお願いします。

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