江戸時代前期(1655〜65年頃)
柿右衛門B窯

直径約 21.7cm 高約 2cm

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菊を描いた藍九谷様式の皿です。
まるで円窓から花を眺めているようです。

このように、全体を描くのではなく対象の一部に焦点をあてて切り取り、丸い枠の中にうまくおさめた図は、
藍九谷様式の丸皿によくみられますが、どの絵皿にも優れたバランス感覚がうかがえます。

薄造りで、縁が反るように作られたすっきりした作品です。

縁には丸紋が印刻されており、同じ型を用いたと思われる作品が柿右衛門B窯から出土しています。

多少の歪みはありますが全体に傷はなく、良い状態です。
補修もありません。資料が2枚付属します。


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